ほどよく薄暗い部屋、暖かい布団、わたしを縛り付けるものなんてなにひとつ存在しえない空間なのに、なにひとつだって味方だと思えるものがない夜だった。脈打つ心臓がズキズキと、時計の秒針みたいに規則正しく響く。忘れかけていたはずの恐れが条件反射の…
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